“らいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
耒耜37.5%
来使12.5%
畾紙12.5%
礼紙12.5%
耒耟12.5%
雷死12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
農事の軽からざる例は礼記らいきに、正月、天子自ら耒耜らいしを載せ給ひて諸侯を従へ、籍田せきでんに至つて、帝たがやし給ふこと三たび、三公は五たび、諸侯は九たびす、終つて宮中に帰り酒を賜ふ、とあり
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
まさか浜松城はままつじょう来使らいし星川余一ほしかわよいちなるものが、十三、四の子供だとは考えていなかったので。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又、別紙奉書の畾紙らいしには美事なお家様の文字が黒々としたためてあった。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
俊寛 (ふるえる手にて受け取り読む。まっさおになる)礼紙らいしを見てくれ。礼紙を!
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
鬼怒川きぬがは西岸せいがんにもうしてはるきたかつ推移すゐいした。うれひあるものもいものもひとしく耒耟らいしつておの/\ところいた。勘次かんじ一人ひとりである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
凡人ぼんじんの悟りは偉人のそれと違う。ルーテルは友人の雷死らいしを眼前に見て、深い信仰に入った。私は轢死人の浅ましい姿に愛想を尽かして、多少持っていた信仰が怪しくなった。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)