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ゆふもや
ふりがな文庫
“ゆふもや”の漢字の書き方と例文
語句
割合
夕靄
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕靄
(逆引き)
今は
夕靄
(
ゆふもや
)
の群が
千曲川
(
ちくまがは
)
の対岸を
籠
(
こ
)
めて、
高社山
(
かうしやざん
)
一帯の山脈も暗く沈んだ。西の空は急に深い
焦茶
(
こげちや
)
色に変つたかと思ふと、やがて落ちて行く秋の日が最後の反射を
田
(
た
)
の
面
(
も
)
に投げた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
汽車
(
きしや
)
は
志
(
こゝろざ
)
す
人
(
ひと
)
をのせて、
陸奥
(
みちのく
)
をさして
下
(
くだ
)
り
行
(
ゆ
)
く——
早
(
は
)
や
暮
(
く
)
れかゝる
日暮里
(
につぽり
)
のあたり、
森
(
もり
)
の
下闇
(
したやみ
)
に、
遅桜
(
おそざくら
)
の
散
(
ち
)
るかと
見
(
み
)
たのは、
夕靄
(
ゆふもや
)
の
空
(
そら
)
が
葉
(
は
)
に
刻
(
きざ
)
まれてちら/\と
映
(
うつ
)
るのであつた。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
夕靄
(
ゆふもや
)
の群は低く集つて来て、あそこでも、こゝでも、
最早
(
もう
)
ちら/\
灯
(
あかり
)
が
点
(
つ
)
く。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
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