“ゆきど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雪解50.0%
雪融40.0%
雪溶10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなたたちは、岩穴いわあななかでゆっくりねむりなさるがいい。かれこれするうちに、じきに四、五がつごろとなります。あの水晶すいしょうのようにあかるい雪解ゆきどけのはる景色けしきはなんともいえませんからね。
しんぱくの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
十勝岳とかちだけ近頃ちかごろまで死火山しかざんかんがへられてゐた火山かざんひとつであるが、大正十五年たいしようじゆうごねん突然とつぜん噴火ふんかをなし、雪融ゆきどけのため氾濫はんらんおこし、山麓さんろく村落そんらく生靈せいれい流亡りゆうばうせしめたことは
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
あの頃はちょうど雪溶ゆきどけの季節で路がひどく悪くて、私があなたの行李こうりを背負って、あなたのお母さんと三人、浪岡の駅まで歩いて行きました。
冬の花火 (新字新仮名) / 太宰治(著)