“ゆきどけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ユキドケ
語句割合
雪解77.8%
雪融22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこは今は凍りついてゐるが幾日か前の急な雪解ゆきどけの爲めに小川が溢れた所なのだ。私の坐つてゐる所からはソーンフィールドが見下された。
やうや雪解ゆきどけがすんだばかりなので、ところどころでちよろ/\小流こながれが出来てゐた。掘返へしても掘返へしても、かなり下の方まで土がぢく/\ぬれれてゐた。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
次の雪融ゆきどけにも、大きな濁流が押しよせたが、彼の耕地は、被害から残された。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
誠にその水の清冽せいれつなることは透き通るばかり、雪融ゆきどけの水の集まった清浄な池といってよい。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)