“やつぱ”の漢字の書き方と例文
語句割合
矢張100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
織屋おりや御前おまへさうして脊負しよつて、そとて、時分じぶんどきになつたら、矢張やつぱ御膳ごぜんべるんだらうね」と細君さいくんいた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
成程なるほど、へえゝ。婆「パノラマをつて御覧ごらんなさいまし。岩「地獄ぢごくへパノラマが……。婆「大層たいそう立派りつぱ出来できましたよ。岩「矢張やつぱりあの浅草あさくさの公園にるやうな戦争のかえ。 ...
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
實は田舍に母親もありますし、その方の世話もしなければなりませんから、矢張やつぱり私はお金で買はれた玩弄おもちやになつて、花が咲かうが、花が散らうが、目をつぶつて暮しませう。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)