“やっぱ”の漢字の書き方と例文
語句割合
矢張100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平生思想を性命として、思想に役せられている人に限って、思想が薄弱で正可まさかの時の用に立たない。私の思想が矢張やっぱり其だった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「脅すぜAさん。じゃ矢張やっぱりお閻魔さまの前に並んでいる『見る眼』や『嗅ぐ鼻』も、ラジオ的に理屈のあるものなのかい。」
十年後のラジオ界 (新字新仮名) / 海野十三佐野昌一(著)
「あちらが暗くなると、ぽかりぽかり光り出すと言って、……此家ここの料理方の才覚でしてね。矢張やっぱり生烏賊を、沢山にぶら下げましたよ。」
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)