“めんつう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
面桶81.3%
麪桶6.3%
面子6.3%
飯桶6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしの顔を見ますると「勢州せいしゅうが見えたから何かやりな」と、面桶めんつうの中へ、きたてのご飯などを、お入れ下さるのでございます。
怪しの者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
まえうも麪桶めんつうがはりに砂張すばり建水みづこぼしつてるので感心したから、残余肴あまりものだが参州味噌さんしゆうみそのおしるもあるから、チヨツとぜん御飯ごぜんげたい、さア家内うちあがつてね
はいにもつくしましたが、此品これわたくし秘蔵ひざうでございますから、此品これだけはうも売却はなすことが忌嫌いやでございますから、只今たゞいまもつて麪桶めんつうがはりに傍離そばはなさずに使つてります。
それこそ勇気ある者の面子めんつうの問題だ。真の面子を重んずる者にとっては、没法子めいふわーすという言葉は存在しない筈だ。
画舫:――近代伝説―― (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
空つぽの飯桶めんつうの前に這摺り廻りさへしなければ、橋の袂の住人とは思へない男です。