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『画舫』
ふりがな文庫
『
画舫
(
がぼう
)
:
――近代伝説――
(
――きんだいでんせつ――
)
』
杭州西湖のなかほどに、一隻の画舫が浮んでいました。三月中旬のことで、湖岸の楊柳はもうそろそろ柔かな若葉をつづりかけていましたが、湖の水はまだ冷たく、舟遊びには早い季節でありました。通りかかりの漫遊客が、季節かまわず舟を出すことはよくありまし …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「帝大新聞」1941(昭和16)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約22分(500文字/分)
朗読目安時間
約37分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
面子
(
めんつう
)
拳
(
けん
)