“むじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無上52.2%
無情30.4%
無常13.0%
無定4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまどきこんなかんがえをもつものがあろうかと、なんだか、うそのようながしたけれど、無上むじょうにうれしかった。
アパートで聞いた話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
無上むじょう機嫌きげんをよくしたものか、のほほんとおさまった色男振いろおとこぶりは、ほどものをして
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
無情むじょうかぜが、わが世顔よがおに、あさからよるまで、野原のはらうえきつづけています。
風と木 からすときつね (新字新仮名) / 小川未明(著)
とにかく、春もくれかかる東海道とうかいどうつじには、そのうわさが、なにかしら、人に無情むじょうを思わせた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長、短、長短、合計三十六本の線が春夏秋冬神祇じんぎ釈教しゃっきょうこい無常むじょうを座標とする多次元空間に、一つの曲折線を描き出す。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
じょうこの世は、無常むじょう
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この女は愛をもっぱらにする時機が余り短か過ぎて、親子の関係が容赦もなく、若い頭の上を襲って来たのに、一種の無定むじょうを感じたのであった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)