“まゝはゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
繼母60.0%
継母40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父が後妻こうさいとし私がため繼母まゝはゝなりしも家は段々衰へて父は四年以前より苟且かりそめの病ひにて打臥うちふしたるが家の事打任うちまかせたる彼のお早どのは夫の病氣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
行先ゆくさき何處いづこちゝなみだは一さわぎにゆめとやならん、つまじきは放蕩息子のらむすこつまじきは放蕩のら仕立したつ繼母まゝはゝぞかし。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
また私とは違つて継母まゝはゝに育てられて居る私の姉達が、いろ/\なことを一人々々が心一つに忍んだ淋しい日送りをして居るのを見てりますから
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
ナニ、それもね、継母まゝはゝででも無けりや、またそこにもある。省吾の奴を奉公にでも出して了つたら、と我輩が思ふのは、実は今の家内との折合が付かないから。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)