“まちあは”の漢字の書き方と例文
語句割合
待合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美登利みどりはさることこゝろにとまらねば、最初はじめ藤本ふぢもとさん藤本ふぢもとさんとしたしくものいひかけ、學校がくかう退けてのかへりがけに、れは一あしはやくて道端みちばためづらしきはななどをつくれば、おくれし信如しんによ待合まちあはして
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
学校の帰り道には毎日のやうに待乳山まつちやま境内けいだい待合まちあはせて、人の知らない山谷さんや裏町うらまちから吉原田圃よしはらたんぼを歩いた………。あゝ、おいと何故なぜ芸者なんぞになるんだらう。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)