“まちあい”の漢字の書き方と例文
語句割合
待合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何かの会合のくずれで、近松秋江ちかまつしゅうこう長田幹彦ながたみきひこ、私、それに樗陰が加わって、神楽坂かぐらざか待合まちあいで遊んだことがあったが、誰も懐中は乏しかったので
文壇昔ばなし (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
これは「ひやっこい/\」の水売で、処々にあった水茶屋みずぢゃやというのは別なもの、今の待合まちあいです。また貸席を兼ねたものです。
江戸か東京か (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
……これだと料理屋、待合まちあいなどの娘で、円髷まるまげった三十そこらのでも、差支さしつかえぬ。むかしは江戸にも相応ふさわしいのがあった、娘分むすめぶんと云うのである。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)