“まがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真鉄28.6%
眞金14.3%
眞鐵14.3%
真金14.3%
14.3%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弱きには怨恨うらみを抱かしめ強きにはいかりをおこさしめ、やがて東に西に黒雲狂ひ立つ世とならしめて、北に南に真鉄まがねの光のきらめきちがふ時を来し、憎しとおもふ人〻に朕が辛かりしほどを見するまで
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
眞金まがねのつやを見まくせば
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
いかな『力』の神でも、堅く閉ぢた岩屋の扉をこじあけることは出來ない。岩屋の前には、鍛冶に造らせた眞鐵まがねの鏡を持つて來て暗黒を照して見る『まこと』の神もある。
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
真金まがね吹く吉備きびの海に、朝なぎに来依きよ深海松ふかみる、夕なぎに来依る○みる、深みるのよせてし君、○みるのよせて来し君、いかなれや国へかへらす、ちゝのみの父を思へか、いとこやのいもを思へか
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
白馬のかたはらに、伯は身をらせて立つてゐた。長い髮をまがねのやうに光らせながら。
天の安の河原に神集かむつどつどひて、高御産巣日たかみむすびの神の子思金おもひがねの神に思はしめて、常世とこよ長鳴ながなき一〇つどへて鳴かしめて、天の安の河の河上の天の堅石かたしはを取り、天の金山かなやままがねを取りて