“まう/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朦々33.3%
莽々33.3%
惘々16.7%
濛々16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに時としては一夜のあひだに三四尺の雪に降うづめられて家内薄暗うすくらく、心も朦々まう/\として雑煮ざふにいはふことあり。越後はさら也、北国の人はすべて雪の中に正月をするは毎年の事也。
くも脚下あしもとおこるかとみれば、たちまちはれ日光ひのひかりる、身は天外に在が如し。この絶頂はめぐり一里といふ。莽々まう/\たる平蕪へいぶ高低たかひくの所を不見みず、山の名によぶ苗場なへばといふ所こゝかしこにあり。
人の如き性をたもつこと多ければ終身惘々まう/\として煩ふ所なく、想ふ所なく、憂ふる所なからむ。
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
此の須原は花漬トロヽ汁の名物なり翌朝鰻のブツ/\切の馳走になり一陶いつたうの勇氣をかりて車にて出づ細雨濛々まう/\たれど景色を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)