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へっつい
ふりがな文庫
“へっつい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
竈
58.1%
土竈
24.2%
泥竈
11.3%
竃
4.8%
泥窯
1.6%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竈
(逆引き)
縄暖簾の中を透かして見ると、やっぱり私の思った通り、お母さんが後向きになって
手拭
(
てぬぐい
)
を
姐
(
ねえ
)
さん
冠
(
かぶ
)
りにして
竈
(
へっつい
)
の傍にしゃがんでいる。
母を恋うる記
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
へっつい(竈)の例文をもっと
(36作品)
見る
土竈
(逆引き)
正面はぴったりと大きな雨戸が
鎖
(
とざ
)
されていたから、台所口のような処が明いていたまま入ると、馬鹿にだだ濶い土間で、土間の向う隅には大きな
土竈
(
へっつい
)
が見え
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
へっつい(土竈)の例文をもっと
(15作品)
見る
泥竈
(逆引き)
猫が、
泥竈
(
へっつい
)
の下から、矢みたいに、奥へ逃げこんで来たかと思うと、西陽のさしている勝手の障子ががらっと開いて
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
へっつい(泥竈)の例文をもっと
(7作品)
見る
▼ すべて表示
竃
(逆引き)
跪坐
(
しゃが
)
んでいたとき
言
(
ことば
)
を返したのが胸にすえかねたといって、母親のために、そこへ
突転
(
つっこか
)
されて、
竃
(
へっつい
)
の角で脇腹を打ったのが
因
(
もと
)
で、到頭不幸な胎児が流れてしまった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
へっつい(竃)の例文をもっと
(3作品)
見る
泥窯
(逆引き)
と途中で聞いて戴宗はたずね当てて来たが、その家ときたら、
覗
(
のぞ
)
いて見るまでもない貧乏世帯で、
聖手
(
せいしゅ
)
書生の蕭譲は、独り者か、
泥窯
(
へっつい
)
の下を火吹き竹で吹いていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
泥窯
(
へっつい
)
の火も、家の留守も、裏の婆さんへ声をかけて頼んでおき、すぐ連れ立って表へ出た。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
へっつい(泥窯)の例文をもっと
(1作品)
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