“へつゝひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
土竈65.4%
34.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは同じ土竈へつゝひの土の割れ目に、奧深く押し込んであつたのを、平次は少しばかりの土のこぼれてゐるのからたぐり出したのです。
銭形平次捕物控:130 仏敵 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
平次は土間に降りると、門口に立てかけてあつた、古材木を一本持つて來て、土間の隅に築いた、頑丈な土竈へつゝひを力任せに突いたのです。
一に武士道、二に小猫の尻つ尾、三にへつゝひの油虫……すべて女の嫌ひなものは滅びてゆく世の中である。
臺所のへつゝひの下で燒いてしまつたさうでござります。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)