“ぶんこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
文庫88.9%
土蔵11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本心ほんしんにはるまじきふみ趣向しゆかう案外あんぐわいのことにて拍子へうしよくき、文庫ぶんこをさたまひしとはがもの、と一たびいさみけるが、それよりのち幾度いくど幾通いくつうかきおくりしふみに一たび返事へんじもなく
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
半年前からわたしは城内じょうない文庫ぶんこにこもって、わたしの長い少年時代の思い出を、せっせと書きつづっていた。わたしたちはちょうど長男のマチアのために洗礼式せんれいしきを上げようとしている。
仁太郎は、年上の羅宇屋も、本職の七之助も、土蔵ぶんこ破りは、名人だろうが、頭が低いな——とすぐめてしまった。で、弁をふるって
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)