“はんせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
反省37.0%
半生25.9%
半醒14.8%
繁盛7.4%
半世3.7%
反正3.7%
燔牲3.7%
繁生3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土井は京都へついてからも、何か自分でおこつてゐるのぢやないかと反省はんせいしてみたくらゐ、執拗しつえうに京都行を主張したのであつた。
(新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
要するに、予の半生はんせい将死しょうしの気力をし、ややこころよくその光陰こういんを送り、今なお残喘ざんぜんべ得たるは、しんに先生のたまものというべし。
しかし、手を伸ばして、土瓶どびんを取る精もなく眠り続けた。——半睡半醒はんせいといった感じで、お直や子供たちの声を聞き、食事をする茶碗やはしの音を聞いた。
ちゃん (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その殷富いんぶ繁盛はんせいなるは泰西人たいせいじんのつねにこれを恐れ、これをうらやみ、これを抓取そうしゅせんとしてやまざるところのものなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
三五半世はんせいいのちをもて必ず報いたてまつらん。左門いふ。三六見る所を忍びざるは、人たるものの心なるべければ、三七厚き詞ををさむるに故なし。
クロンウエルの如き、ナポレオンの如き、アレキザントル・ハミルトンの如き、これみな撥乱はつらん反正はんせいの人にして、唱難鼓義こぎの人にあらず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
一人の科学者に詩の要はない。科学を詩としよう。歌としよう。園は読みなれた詩集を燔牲はんせいのごとくに機械室の梁の上に残したまま、足場の悪い階子段を静かに下りた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
熱帯地方には、色々な果樹が繁生はんせいし、この果物の豊醇ほうじゆんな味覚は、熱帯に生活するものにとつては、何よりも強い魅惑である。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)