半醒はんせい)” の例文
それとも半眠半醒はんせいの酔眼がありとしもない夢魔を描いたのか、………だがそれにしてはお春があれきり口を利かないのが変なので
しかし、手を伸ばして、土瓶どびんを取る精もなく眠り続けた。——半睡半醒はんせいといった感じで、お直や子供たちの声を聞き、食事をする茶碗やはしの音を聞いた。
ちゃん (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
半醒はんせいのうちに、後家さんは、竜之助にえんじかけました。地獄をのぞいていまかえった人というような見得みえで……
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それからまる三日、彼は高熱に悩まされながら、半睡半醒はんせいの時をすごした。
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)