“半醒半睡”の読み方と例文
読み方割合
はんせいはんすい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助はこの雨の音で寐付くかと思うと、又雨の音で不意に眼を覚ました。夜は半醒半睡はんせいはんすいのうちに明け離れた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼が半醒半睡はんせいはんすいのラスコーリニコフをその部屋に訪れた、最初の会見の一場に似たものが生じた。
ナオ半醒半睡はんせいはんすいノ状態ニアルカノゴトクデアッタ。時々彼女ハ眼ヲ半眼ニ見開イタガ、ソレハアラヌ方角ヲ見テイタ。手モユックリト動カシテイタガ夢遊病者ノヨウナ動カシ方デアッタ。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)