“はらまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
原町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無實むじつに殺させん事不便ふびんなりとて我と名乘なのり奉行所ぶぎやうしよいで火付ひつけ十三ヶしよ人殺ひとごろしにん夜盜かずれず其中そのうち麻布あさぶ原町はらまち質屋しちや這入はい金子きんす八十りやう代物しろもの二十五しなぬすみよし白状はくじやうに及びしかば大岡殿おほをかどの八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
故郷くにの父親が病気になったと云う電報を遅く受取って、牛込うしごめ天神町てんじんちょうへ往き、もう寝ていた先輩を起して旅費を借り、小石川こいしかわ原町はらまちの下宿へ帰るつもりで、十二時近くなって大日坂だいにちざかまで来たところで
指環 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
池田の屋敷は小石川原町はらまちにあって、二百五十石の小普請組こぶしんぐみである。自分はその隣り屋敷へ出入りしているが、池田の屋敷は当主のほかに大勢の厄介やっかいがあって、その内証はよほど逼迫ひっぱくしているらしい。