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はばた
ふりがな文庫
“はばた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
羽搏
73.8%
羽叩
10.0%
羽摶
8.8%
羽撃
5.0%
羽敲
1.3%
羽打
1.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羽搏
(逆引き)
忌々
(
いまいま
)
しげに、顔をゆがめ、角三郎は小石を拾って、梢へ投げた。——ぱっと、すごい
羽搏
(
はばた
)
きが、そこを離れ、枯野の上を、
弛
(
ゆる
)
く
旋
(
ま
)
った。
御鷹
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
はばた(羽搏)の例文をもっと
(50作品+)
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羽叩
(逆引き)
小説家の友人は、この機会を
外
(
はづ
)
さないで、作家と本屋とを結びつけようと考へたので、
予
(
あらかじ
)
めその由を通じると、本屋は雀のやうに
羽叩
(
はばた
)
きをして喜んだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
はばた(羽叩)の例文をもっと
(8作品)
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羽摶
(逆引き)
暗中の人影が蔵人に向かって、ただ大鷲の
羽摶
(
はばた
)
くように、
颯
(
さっ
)
と飛び掛かって行ったからであった。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
はばた(羽摶)の例文をもっと
(7作品)
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▼ すべて表示
羽撃
(逆引き)
唯、
縹緲
(
ひようびよう
)
たる理想の白鷺は羽風
徐
(
おもむろ
)
に
羽撃
(
はばた
)
きて、久方の天に飛び、影は落ちて、
骨蓬
(
かうほね
)
の白く清らにも漂ふ水の面に映りぬ。これを捉へむとしてえせず、この世のものならざればなりと。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
はばた(羽撃)の例文をもっと
(4作品)
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羽敲
(逆引き)
これよりこの
土師
(
はじ
)
の里に鶏鳴かず、
羽敲
(
はばた
)
きもせぬ由、『
菅原伝授鑑
(
すがわらでんじゅかがみ
)
』に出で、天神様が嫌うとて今に鶏を飼わぬらしい(高木氏『日本伝説集』二一九頁)。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
我らが若き時はかようにはなしという時、飼い置きし鶏
側
(
かたわら
)
より時をつくる。老人いわく、あれ聞きたまえ人ばかりでなし、鶏さえ今時は
羽敲
(
はばた
)
きばかりして鳴きはしませぬと。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
はばた(羽敲)の例文をもっと
(1作品)
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羽打
(逆引き)
そして鳴けない日陰の鳥となつて樹の中に
羽打
(
はばた
)
いた。斯くして『記憶と沈默』の年は過ぎた。それから何にものも書かないその翌年(明治四十四年)も過ぎた。
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
はばた(羽打)の例文をもっと
(1作品)
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