羽打はばた)” の例文
そして鳴けない日陰の鳥となつて樹の中に羽打はばたいた。斯くして『記憶と沈默』の年は過ぎた。それから何にものも書かないその翌年(明治四十四年)も過ぎた。
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)