“はなお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼻緒87.5%
端緒10.4%
花折2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年しょうねんは、おじいさんのげたの鼻緒はなおをたてていますと、あごひげのしろいおじいさんは、つえによりかかってあたりをまわしていましたが
石をのせた車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
これもおそろいの、藍色あいいろの勝った湯帷子ゆかたそでひるがえる。足に穿いているのも、お揃の、赤い端緒はなおの草履である。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
むこうの山に、猿が三びき住みやる。中の小猿が、もの饒舌しゃべる。何と小児こどもども花折はなおりにくまいか。今日の寒いに何の花折りに。牡丹ぼたん芍薬しゃくやく、菊の花折りに。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)