“はいびやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
肺病100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年ごとに肺病はいびやうやみのえてゆく
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
其頬そのほゝ紅色べにいろや、瘠方やせかたさつするにかれにはもう肺病はいびやう初期しよきざしてゐるのであらう。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
また思出おもひだことがある。故人こじん谷活東たにくわつとうは、紅葉先生こうえふせんせい晩年ばんねん準門葉じゆんもんえふで、肺病はいびやうむねいたみつゝ、洒々落々しや/\らく/\とした江戸えどであつた。(かつぎゆく三味線箱さみせんばこ時鳥ほとゝぎす)となかちやうとともにいた。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)