“のみこん”の漢字の書き方と例文
語句割合
呑込100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
配分はいぶんして侠客をとこづくで呑込のみこんで居てやつたのに金を何で貴殿おまへみついだなどとは不埓ふとい云樣いひやうだと泣聲なきごゑを出して云ひつのるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やれ/\うしてこのおそくにたおうちではみなかはりもなしかといつかはらずもてはやさるれば、はりむしろにのるやうにておくさまあつかひなさけなくじつとなみだ呑込のみこんで、はいれも時候じかうさわりも御座ござりませぬ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
やれやれどうしてこの遅くに出て来たおうちでは皆お変りもなしかといつに替らずもてはやさるれば、針のむしろにのる様にて奥さま扱かひ情なくじつとなみだ呑込のみこんで、はい誰れも時候のさわりも御座りませぬ
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)