“とりたゞ”の漢字の書き方と例文
語句割合
取糺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とく取糺とりたゞせし上はかくも相分るべしと有しかば越前守殿承知仕つるとて退出たいしゆつ早速さつそくすけ十郎郷右衞門の兩人を呼出されたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ぬすみ取人殺しのつみを九助におはせんと其場所へ落し置しもはかがたし依ては鼻紙入紛失ふんじつの事柄をも篤と取糺とりたゞすべきの處是以て一向其沙汰なく只々たゞすそひきたると落てありし鼻紙入とを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たう奉行支配の地なれば捨置難すておきがたしと密々みつ/\調しらべられしうへこの段御老中筆頭ごらうぢうひつとう松平伊豆守殿いづのかみどのへ御屆に及ばるれば早速さつそく御老中若年寄わかどしより御相談ごさうだんうへまづ伊豆守殿御役宅おんやくたく相招あひまね實否じつぴ取糺とりたゞしの上にて御落胤に相違なきに於てはすみやかに上聞じやうぶんたつ取計とりはからひ方も有べしと評議ひやうぎ一決し則ち松平伊豆守殿より公用人こうようにん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)