“とほ/″\”の漢字の書き方と例文
語句割合
遠々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をとこ女蕩をんなたらしの浮氣うはきもの、近頃ちかごろあによめ年増振としまぶりけて、多日しばらく遠々とほ/″\しくなつてたが、一二年いちにねんふか馴染なじんでたのであつた。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
御身おんみ過去くわこ遠々とほ/″\より女の身であつたが、このをとこ(入道)が娑婆しやばでの最後で、御前おまへには善智識ぜんちしきだから、思ひだす度ごとに法華經の題目だいもくをとなへまゐらせよ。と、二首の歌も書かれてある。
首尾しゆびは、しかしわるくはなかつたか、ぐにいそ/\とるのを、垣根かきねにじり/\とちつけると、かほて、だまつて、うらめしいをしたのは、日頃このごろ遠々とほ/″\しさを
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)