“てきせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
敵船50.0%
擲銭50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敵船てきせんみぎよりおそへば右舷うげん速射砲そくしやほうこれひ、賊船ぞくせんひだりよりきたれば左舷さげん機關砲きくわんほうこれつ。
さしつたりと電光石火でんくわうせきくわいきほひ、げにもや電光でんくわう影裡えいり春風しゆんぷうるごとく、かたちえねど三尖衝角さんせんしやうかく回旋めぐところ敵船てきせん微塵みじんくだけ、新式魚形水雷しんしきぎよけいすいらいはしるところ白龍はくりようてんをどる、のこ賊船ぞくせんや三せき
擲銭てきせんが終った時、老人は巻紙まきがみを眺めたまま、しばらくはただ考えていた。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)