“てあし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手足70.1%
四肢19.6%
手肢5.6%
手脚3.7%
四股0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
るとそれはおもいもつかない、大きなちゃがまに手足てあしえたものでしたから、見物けんぶつはみんな「あっ。」とって目をまるくしました。
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
それとも、からだの節々ふしぶしがいたみ、だんだん四肢てあしのうごきに不自由を感ずるところを見ると、今でいうリウマチとでもいうのかもしれない。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
肩付きのたくましさはかんぬきのよう、十分弾力を秘めたらしいひき締った手肢てあし、身長、肉付き、均斉きんせいといい理想的ヘルメス型の、この男には男惚れさえしよう。
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
然し私の生長は、お前が思う程迅速じんそくなものではない。私はお前のように頭だけ大きくしたり、手脚てあしだけ延ばしたりしただけでは満足せず、その全体に於て動き進まねばならぬからだ。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
が、疲労以外のからだのぐあいが邦之助を襲い、その四股てあしをしばっているように感じられた。門から玄関へかかるのが邦之助にはいっしょうけんめいだった。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)