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手脚
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てあし
ふりがな文庫
“
手脚
(
てあし
)” の例文
この
懶惰
(
なまくら
)
な芸人は
手脚
(
てあし
)
をもじもじさせてゐたが、ぴちと
爆
(
は
)
ぜたやうな音がしたと思ふと、
身体
(
からだ
)
はその
儘
(
まゝ
)
見えなくなつてしまつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
然し私の生長は、お前が思う程
迅速
(
じんそく
)
なものではない。私はお前のように頭だけ大きくしたり、
手脚
(
てあし
)
だけ延ばしたりしただけでは満足せず、その全体に於て動き進まねばならぬからだ。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
汚れた手拭で
頬冠
(
ほおかむ
)
りをして、
大人
(
おとな
)
のような
藍
(
あい
)
の細かい
縞物
(
しまもの
)
の
筒袖単衣
(
つつそでひとえ
)
の
裙短
(
すそみじか
)
なのの汚れかえっているのを着て、細い
手脚
(
てあし
)
の
渋紙
(
しぶかみ
)
色なのを貧相にムキ出して、見すぼらしく
蹲
(
しゃが
)
んでいるのであった。
蘆声
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
私の足は痛み、私の
手脚
(
てあし
)
は疲れてゐる
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
脚
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭