“つぶし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
潰島田22.2%
潰髷11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亭主ていしゅもつなら理学士、文学士つぶしが利く、女房たば音楽師、画工えかき、産婆三割徳ぞ、ならば美人局つつもたせ、げうち、板の間かせぎ等のわざ出来てしかも英仏の語に長じ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
油のにおいで結ったばかりと知られる大きな潰島田つぶしには長目に切った銀糸ぎんしをかけている。わたくしは今方通りがかりに硝子ガラス戸を明け放した女髪結かみゆいの店のあった事を思出した。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
肉付のいゝ若い女が幾人いくたりも、赤い潰髷つぶし結綿ゆひわたにもう華美はで中形ちゆうがた浴衣ゆかたを着て引掛ひつかけ帶もだらしなく、歩む度に白い足の裏を見せながら行く。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)