“挊”の読み方と例文
読み方割合
かせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亭主ていしゅもつなら理学士、文学士つぶしが利く、女房たば音楽師、画工えかき、産婆三割徳ぞ、ならば美人局つつもたせ、げうち、板の間かせぎ等のわざ出来てしかも英仏の語に長じ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かつて自分のかせぎ溜めた錢で、今は僅かに殘る貯への中から、丁度三百兩を取出して財布に入れ平次が推察した通り竹桿たけざをの先に引つ掛けて隣の庭に入れたのです。
よく世間でいうことに、「よく二人ふたりかせぐ」というが、報酬のみを得る考えのものは、二人ふたりかせぐのでなく、いわばよくのみかせいで自分は何もせぬようなものである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)