“つぎがみしも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
次上下33.3%
継上下33.3%
継𧘕𧘔33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけたりける徳太郎君當然たうぜんの理に申わけなければ是非ぜひなく山田奉行の役宅やくたくへ引れ給へりさて其夜そのよ明家あきやへ入れ番人ばんにんを付て翌朝よくてう白洲しらすへ引出し大岡忠右衞門は次上下つぎがみしも威儀ゐぎたゞし若ものを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
こひけるに此時戸村次右衞門と云者いふもの次上下つぎがみしもにて取次とりつぎに出來れば次右衞門は懷中より手札取出し拙者せつしやは町奉行大岡越前守公用方平石次右衞門と申者まをすものなり天一坊樣御重役赤川殿へ御意ぎよいて越前守が口上の趣きを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
横からても、縦から視ても、きたない屑屋に相違あるまい。奉行は継上下つぎがみしも、御用箱、うしろに太刀持たちもち用人ようにん与力よりき同心徒どうしんであい、事も厳重に堂々と並んで、威儀を正して、ずらりと蝋燭ろうそくを入れた。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
子供たちは身分に応じて羽二重の黒紋付の小袖を着て、御目見おめみえ以上の家の子は継𧘕𧘔つぎがみしも、御目見以下の者は普通の麻𧘕𧘔を着けていた。
半七捕物帳:11 朝顔屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)