-
トップ
>
-
ぢだんだふ
競技者は
皆な
自分の
番の
來るのを
待たずして
同時に
遊び
戯れ、
絶えず
爭つて、
針鼠を
取らうとして
戰つてゐますと、
軈て
女王樣が
甚くお
腹立ちになり、
地鞴踏みながら
と、
彼は
聲を
甲走らして、
地鞴踏んで、
同室の
者等の
未だ
甞つて
見ぬ
騷方。
『
汝、
覺悟をせよ』
女王樣は
唐突聲を
怒らし、
斯う
云ひながら
地韛踏んで、『
頭を
刎ねるが、宜いか、
唯タ今!さァ!』