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そこび
ふりがな文庫
“そこび”の漢字の書き方と例文
語句
割合
底冷
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
底冷
(逆引き)
けたたましく自動車の鳴り
爆
(
は
)
ぜる音、
咽喉太
(
のどぶと
)
の唸り笛さへ
凝
(
こ
)
り霜の
夜凝
(
よご
)
りに冴えて、はた、ましぐらに
何処
(
いづく
)
へか駈け去りぬ。
底冷
(
そこび
)
えの戸の隙間風、さるにても明け近からし。
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
こちらの
世界
(
せかい
)
では、どんな
山坂
(
やまさか
)
を
登
(
のぼ
)
り
降
(
くだ
)
りしても
格別
(
かくべつ
)
疲労
(
ひろう
)
は
感
(
かん
)
じませぬが、しかし
何
(
なに
)
やらシーンと
底冷
(
そこび
)
えのする
空気
(
くうき
)
に、
私
(
わたくし
)
は
覚
(
おぼ
)
えず
総毛立
(
そうげだ
)
って、
躯
(
からだ
)
がすくむように
感
(
かん
)
じました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
其処
(
そこ
)
に
転
(
ころ
)
がっている自然石の
端
(
はし
)
と端へ二人は腰を下ろした。夏の朝の太陽が、意地悪に
底冷
(
そこび
)
えのする石の肌をほんのりと
温
(
あたた
)
め
和
(
なご
)
めていた。二人は
安気
(
あんき
)
にゆっくり腰を下ろして
居
(
い
)
られた。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そこび(底冷)の例文をもっと
(7作品)
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