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ずた/\
昨夜ちらしおきたる
苧幹寸断に
折てあり、
是人散てのち
諸神こゝに
集りて
踊玉ふゆゑ、をがらを
踏をり玉ふなりといひつたふ。
昨夜ちらしおきたる
苧幹寸断に
折てあり、
是人散てのち
諸神こゝに
集りて
踊玉ふゆゑ、をがらを
踏をり玉ふなりといひつたふ。
杖を
取るや
否や、
畜生と
言つて、
窓を
飛下ると、
何うだらう、たゝきもひしぎもしないうちに、
其の
蛇が、ぱツと
寸々に
斷れて
十あまりに
裂けて、
蜿々と
散つて
蠢いた。