“するめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鯣76.3%
鰑10.5%
干鯣7.9%
壽留女2.6%
烏賊2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
押砂河岸に上る前に、木下(きおろし)河岸で朝早く売りに来た弁当を買った。それの刻み鯣(するめ)に中(あた)って腹痛を感じたとのみは思えなかった。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
橋向うの左側に「おでんかん酒、あづまや」とした赤行燈(あかあんどう)を出し、葭簀(よしず)で囲いをした居酒屋から、鰑(するめ)を焼く匂いがしている。
寺じまの記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
今も今とて樽神輿(たるみこし)のうわさをしていたところだった。青ぐろく引っ吊(つ)れている彦兵衛の顔を見ると、同心たちは、おかしくなったのであろう、干鯣(するめ)を裂きながら、笑って云った。
鍋島甲斐守 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
壽留女(するめ)とするなど皆(みな)古實(こじつ)なる書振(かきぶり)の二樽五種とは言ながら何(いづ)れも立派(りつぱ)に製(したて)たれば只さへ狹(せま)き此家は所せまきまで並(なら)べ立られ坐(すわ)る間(ひま)さへ有らざりけり主個(あるじ)は何やら娘お光に私語(さゝやき)示(しめ)せばお光は心得何程(なにほど)づつかの祝儀(しうぎ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
昆布や烏賊(するめ)や洟紙(はながみ)や首巻や
暗い天候 (新字旧仮名) / 中原中也(著)