“するめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
75.8%
12.1%
干鯣9.1%
烏賊3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お島はなぐさみにするめんでいた。乳呑児の乳を放させ、姉娘に言って聞かせて、炉辺ろばたの戸棚の方へ立って行った。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
例えば、すずり箱をアタリ箱といい、すりこぎをアタリギといい、すりばちをアタリバチといい、するめをアタリメというの類である。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
春は団子などを置き、平常ふだんするめの足か茹玉子ぐらいをならべ、玉子はない事が多いが、塩煎餅は自分で拵えますから何時でもあります。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
橋向うの左側に「おでんかん酒、あづまや」とした赤行燈あかあんどうを出し、葭簀よしずで囲いをした居酒屋から、するめを焼く匂いがしている。
寺じまの記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
青ぐろく引っれている彦兵衛の顔を見ると、同心たちは、おかしくなったのであろう、干鯣するめを裂きながら、笑って云った。
鍋島甲斐守 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たった今、干鯣するめと酒を手にもって、天下国家を論じていたのかも知れない七人である。それが、同じ人間のたった一かつで、こうなってしまうのだから、情けない。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昆布や烏賊するめ洟紙はながみや首巻や、
暗い天候 (新字旧仮名) / 中原中也(著)