“書振”の読み方と例文
読み方割合
かきぶり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ神が悪人を撃ち給う事を比喩的に述べたのであって、その描くが如き書振かきぶりの鮮かなること比類すくなきを思わしむる。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
此の記事などは比較的おだやかな方なのですが、多くは煽情的な書振かきぶりで当夜の模様や、道子と一郎の情事を記して、盛に読者の好奇心をあおったものでした。
彼が殺したか (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
壽留女するめとするなどみな古實こじつなる書振かきぶりの二樽五種とは言ながらいづれも立派りつぱしたてたれば只さへせまき此家は所せまきまでならべ立られすわひまさへ有らざりけり主個あるじは何やら娘お光に私語さゝやきしめせばお光は心得何程なにほどづつかの祝儀しうぎ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)