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鰑
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するめ
ふりがな文庫
“
鰑
(
するめ
)” の例文
春は団子などを置き、
平常
(
ふだん
)
は
鰑
(
するめ
)
の足か茹玉子ぐらいを
列
(
なら
)
べ、玉子はない事が多いが、塩煎餅は自分で拵えますから何時でもあります。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
橋向うの左側に「おでんかん酒、あづまや」とした
赤行燈
(
あかあんどう
)
を出し、
葭簀
(
よしず
)
で囲いをした居酒屋から、
鰑
(
するめ
)
を焼く匂いがしている。
寺じまの記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「序の事に帰りに酒を買われるだけ買うてなあ。蒲鉾と醤油はお寺の井戸に釣って在るけに、ヒネ
生姜
(
しょうが
)
と
鰑
(
するめ
)
を一枚忘れんようにな。アンタと差しで祝い酒を飲もうてや」
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
早速書きましょう、えゝ目録は
何
(
なん
)
で、帯代が三十両、宜しい、
昆布
(
こんぶ
)
、
白髪
(
しらが
)
、扇、
鰑
(
するめ
)
、
柳樽
(
やなぎだる
)
宜しい
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
鰑
部首:⿂
20画