“じゅうやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
重役66.7%
蕺薬33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その予備知識よびちしきがあつて、ことさらにたずねてみたのだから、自然しぜんにこちらも、注意ちゅういぶかくこの重役じゅうやく態度たいど観察かんさつしていたわけである。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
よく重役じゅうやくが、しや、家事かじ雑役ざつえきなどに、社員しゃいん使用しようすることがありますが、あには、けっしていかなかったばかりでなく、そんなひまがあるときは、映画えいがたり
兄の声 (新字新仮名) / 小川未明(著)
だい二の容疑者ようぎしゃは、金属きんぞくメッキ工場こうじょう技師ぎしけん重役じゅうやくであり、中内忠なかうちただしという工学士こうがくしだつたが、この人物じんぶつは、刈谷老人かりやろうじん高利こうりかねりていて、かなりくるしめられていたはずである。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
この草の中国名はしゅうであるが、ドクダミは今日こんにち日本での通名である。これをジュウヤクというのは蕺薬じゅうやくの意、またシュウサイというのは蕺菜しゅうさいの意である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
馬をうに十種の薬の効能こうのうがあるから、それで十薬という、といわれているのはよい加減かげんにこしらえた名で、ジュウヤクとは実は蕺薬じゅうやくから来た名である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)