“しゅうしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
周章35.7%
愁傷35.7%
就床7.1%
秀聳7.1%
終宵7.1%
衆生7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時ぞく周章しゅうしょうの余り、有り合わせたる鉄瓶てつびんを春琴の頭上に投げ付けて去りしかば、雪をあざむ豊頬ほうきょうに熱湯の余沫よまつ飛び散りて口惜くちおしくも一点火傷やけどあととどめぬ。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「ホウ、それは愁傷しゅうしょうであったな。——が、此店ここへ入ったとき、綺麗な娘が居たように思うが——あれは誰だ」
ソノ夜階下ノ座敷ニ泊マル事ニナリ十二時過ニ就床しゅうしょうシマシタケレ共、残念デ残念デ眠レマセン。ソレデ約一時間位床ノ中ニ呻吟シテ居タノデス。
彼が殺したか (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
これ南洲が維新の創始に際し、その門下生が諸国週遊せんとするをさとしたるの言、また以て村田が人品の超群にして、その眼界の秀聳しゅうしょうなるを概見すべし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
けだし昨夜は背の痛強く、終宵しゅうしょう体温の下りきらざりしやうなりしが今朝めきりしにやあらん。熱さむれば痛も減ずるなり。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「——衆生しゅうしょう!」(支那語で「畜生」という意味)
亡霊ホテル (新字新仮名) / 山本周五郎(著)