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周章
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しゅうしょう
ふりがな文庫
“
周章
(
しゅうしょう
)” の例文
氏子
周章
(
しゅうしょう
)
、百方工夫して基本金を積み存立を得たるも、また値上げ、また値上げとなり
底止
(
ていし
)
するところを知らず。
神社合祀に関する意見
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
この時
賊
(
ぞく
)
は
周章
(
しゅうしょう
)
の余り、有り合わせたる
鉄瓶
(
てつびん
)
を春琴の頭上に投げ付けて去りしかば、雪を
欺
(
あざむ
)
く
豊頬
(
ほうきょう
)
に熱湯の
余沫
(
よまつ
)
飛び散りて
口惜
(
くちお
)
しくも一点
火傷
(
やけど
)
の
痕
(
あと
)
を
留
(
とど
)
めぬ。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
するとさすがに大井の顔にも、
瞬
(
またた
)
く
間
(
ま
)
周章
(
しゅうしょう
)
したらしい
気色
(
けしき
)
が漲った。けれども
口調
(
くちょう
)
だけは
相不変
(
あいかわらず
)
傲然と
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ついそういいかけて多計代は
周章
(
しゅうしょう
)
した。大学にある越智の研究室へ行くことを、多計代はこれまで保からもかくしていたのだった。伸子からはもとより。——そういういきさつに拘泥せず
二つの庭
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
その子細は知らず、なにしろ青天の
霹靂
(
へきれき
)
ともいうべきこの出来事に対して、関東一円は動揺したが、とりわけて大久保と縁を組んでいる里見の家では、やみ夜に
燈火
(
ともしび
)
をうしなったように
周章
(
しゅうしょう
)
狼狽した。
青蛙堂鬼談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“周章”の意味
《名詞》
周 章 (しゅうしょう)
あわてふためくこと。うろたえること。
(出典:Wiktionary)
周
常用漢字
小4
部首:⼝
8画
章
常用漢字
小3
部首:⽴
11画
“周章”で始まる語句
周章狼狽
周章者
周章気味
周章氣味