“しうしよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愁傷33.3%
秀聳33.3%
聚訟33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盡しけるに母も父が七回忌くわいきあたとし病死なしければ傳吉の愁傷しうしよう大方ならずかつ親類しんるゐは只當村たうむらをさ上臺憑司かみだいひようじ而已のみなれ共是は傳吉の不如意をきらひ出入を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
直にのぼる山すなはち勝山なり。一山みな岩石也。きりて坂となし坦路となしゝものあり。窟の観音に詣る。佳境絶妙なり。河幅至てひろく、水心に岩石秀聳しうしようし、蟠松矯樹はんしようあいじゆううるがごとく生ず。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
やぶのなかのこうのものと云ふ語は、古来随筆家聚訟しうしようの資となつてゐる。わたくしは今ことさらにこれを是非することを欲せない。しかし士明の説の如きは、要するに彼徂徠の南留倍志なるべし系に属する。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)