“しゅうい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
周囲92.3%
拾遺5.1%
囚衣2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうした周囲しゅうい空気くうきは、ぼくをして、偶然ぐうぜんにもこころふかかんじたいっさいをける機会きかいをば、永久えいきゅうにうしなわしてしまったのでした。
だれにも話さなかったこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
拾遺しゅういの三代集に、後拾遺、金葉、詞花、千載、新古今の五つを加えて、世にいう八代集をはじめ、源実朝卿の金かい集、西行坊主の山家集、まった吉野朝三代の新葉集にいたるまで、凡そ歌のふみにして
猿飛佐助 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
……ついては、こよい一夜を、せめて涼やかにお過ごし申し上げんと存じ、あれに剃刀かみそりをおきましたゆえ、湯をみ、髯などもおりあって、むさい囚衣しゅういも、湯殿にてお着かえなされたがようおざる
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)