“したがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下掻60.0%
下交20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空にふらふらとなり、しなしなとして、按摩の手のうちに糸の乱るるがごとくもつれて、えんなまめかしい上掻うわがい下掻したがい、ただ卍巴まんじともえに降る雪の中をさかし歩行あるく風情になる。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これを聞いて、かがんで、板へ敷く半纏はんてんすそ掻取かいとり、膝に挟んだ下交したがいつま内端うちわに、障子腰から肩を乗出すようにして、つい目のさきの、下水の溜りに目を着けた。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と振返りざまに背後うしろ向きに肩をじて、茶棚の上へ手を遣った、活溌な身動みじろきに、下交したがいつますべった。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しこうして余が本校に望む所、又したがいて大なり。
祝東京専門学校之開校 (新字新仮名) / 小野梓(著)