“ごはい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御拝50.0%
五杯16.7%
吾輩16.7%
御配16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道庵を促してお階段めぐりも終り、やがて廊下へ出て御拝ごはいの蔭で草鞋わらじいている道庵と米友。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
宴席えんせきどなりの空部屋あきべやころむと、ぐたりとたが、したゝか反吐へどをついて、お冷水ひや五杯ごはいんだとやらで、ウイーと受持うけもちの、一番いちばんさんへとこりにて、おや、旦那だんなつてころげてるね
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
されども、これ愚人の計算にて、家業を荒廃し、堕落をすすむる魔言と謂ふべし。吾輩ごはいの惜む所は、餌代船賃に非ずして、職業を忘るゝ損害の大なるにあり。
研堂釣規 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
千石取も二合なら、百石取も二合……朝々、支配のところへ出掛けて行く。キッチリと量って、渡したぞ、頂戴しましたで帰ってくる。モノがあればいいほうで、三日に一度はまだ御配ごはいがない。
ボニン島物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)