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ごかんぢやう
御預け申て段々
御勘定致さんと申に隱居は是を
聞偖々
困た
事哉先月なれば早速用立申さんに當月は
霜月ゆゑ
何分貸難く氣の毒なりと申を
申請
御金會所にて金子受取參るべしと
云遣けるにぞ吉兵衞は
彼書付を
懷中なし
爰に
彌々決心し兼て
勝手を知し事なれば
御勘定の
部屋に到り右の
書付を差出ければ役人は是を
始め
松平左近將監
酒井讃岐守
戸田山城守
水野和泉守
若年寄には
水野壹岐守
本多伊豫守
太田備中守松平左京太夫御側御用人には
石川近江守
寺社奉行には
黒田豐前守
小出信濃守
土岐丹後守
井上河内守
大目附には松平相摸守
奧津能登守
上田周防守
有馬出羽守町奉行には大岡越前守
諏訪美濃守
御勘定奉行には