“こんてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
根柢92.7%
昆弟2.4%
根底2.4%
根抵1.2%
根蒂1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本人だの外国人だのと狭い量見で考えずに、世界を一つの国と見て考えるべしと言うのであった。すなわち彼の世界聯邦論せかいれんぽうろん根柢こんていである。
咢堂小論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
『風俗通』八に黄帝書を引いていわく、上古の時、と鬱てふ昆弟こんてい二人、能く鬼を執らう。
もつとも周三は近頃ちかごろおそろしい藝術的げいじゆつてき頬悶ほんもんおちいツて、何うかすると、折角せつかく築上つきあげて來た藝術上の信仰しんかう根底こんていからぐらつくのであツた、此のぐらつきは、藝術家にりて、もつとも恐るべき現象げんしやう
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
風雨ふうう寒暑かんしょ、五こく豊凶ほうきょう、ありとあらゆる天変地異てんぺんちい……それ根抵こんていにはことごと竜神界りゅうじんかい気息いきがかかってるのじゃ……。
だが、その達者さのうえに、本多とは離れて、また、落ちつきがなく、根蒂こんていがなかった。泥臭く、緞帳どんちょう臭かった。——それがまた公園に人気のある所以でもあった。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)