“こがん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
孤雁50.0%
孤巌20.0%
孤岩10.0%
子雁10.0%
湖嵓10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
会者、鳴雪、碧梧桐、五城、墨水、麦人、潮音、紫人、三子、孤雁こがん燕洋えんよう、森堂、青嵐せいらん三允さんいん竹子ちくし、井村、芋村うそん坦々たんたん、耕雨。おくれて肋骨ろっこつ、黄塔、把栗来る。
五百句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
水面にはいかださえ、いな棒切れさえも浮んではいなかった。名もない河沼の離れ小島に、彼等はあたかも太平洋上の孤巌こがんに取残されたように絶縁されているのだ。
指さすかたをみると、なるほど、滝の水明かりと、ほのかな星影ほしかげの光をあびて、孤岩こがんの上に立っている白い道士どうしころもがみえる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると——おおという声はなく、ふいに、孤岩こがんの上の道士どうしのすがたが、ふわりとちゅういあがったので、四人のひとみも、あッ——と空へつられていった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それはまだたまごからいくらもたない子雁こがんで、たいそうこましゃくれものでしたが、その一方いっぽう子家鴨こあひるむかってうのに
燕来る日の長閑のどかなりけり 湖嵓こがん
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)